7月7日(水)にサッポロホールディングス株式会社様より【伝承の鐘】を贈呈いただきました。
今回の式典により、きぼうの鐘プロジェクトが完結いたしました。
きぼうの鐘プロジェクトとは、
かつて、旧女川駅前広場の一角には列車の到着を告げる4つの鐘とからくり獅子が舞い踊る「カリヨン」と呼ばれる塔が建っており、カリヨンは、津波により流出してしまいましたが、瓦礫の中から1つだけ奇跡的にも無傷の鐘が見つかり、復興へと立ち向かう女川の人々に勇気と希望を与えてくれました。
そこから、サッポロホールディングス株式会社などの企業支援を受け一基ずつ鐘を再建していくことで新しい町づくりが進む女川町の復興の象徴として、地域の心のよりどころとなることを願ったプロジェクトです。
サッポロホールディングス株式会社 特別顧問 上条様より
伝承の鐘のモニュメント(子どもの像)からは、次の世代に震災の話や復興、女川のまちづくや語り継いでいく、担っていく子供たちの姿が見られる。このプロジェクトを始める前に女川の為に何ができるのかと思うこともあったが、4基目の像からは未来に進む強い意志を感じられるというお言葉を頂きました。
4基目【伝承の鐘】は海岸広場へ設置されました。
当日はあいにくの雨となりましたが、4基の鐘が震災から10年という節目に姿を変え女川に帰ってきました。
震災から10年という月日は感慨深く、あの日のことを思い出し話をするのはまだ勇気のいることですが、あの日から逃げずに向き合い復興に向け今日まで歩んできたということを復興の象徴としてこれからも伝え、一人一人に歩み続ける強い意志を与えてくれる場所になってくれることを願っています。