今日は「くもり」の女川町です。
風はなく、湿気もほどよく、海もおだやか、とても過ごしやすい天気です。
「あの斜面はなんですか?」
遠方から女川町へお越し頂いた方々からよくいただく質問です。
多くの方が目にする「あの斜面」を、女川町観光協会から撮影すると、
この写真の中央あたり、斜めの山肌に白いラインが見える部分が、「あの斜面」と呼ばれる部分です。
女川町の中心部のあらゆる場所から見えますが、まだ建築物らしきものは何も建っていません。
下の写真は、去年12月に女川町地域医療センターから撮った様子です。
この頃は、まだショベルカーが固い山肌(堀切山)をひたすら削り続けていました。
震災後、高台の住宅地を造成するために、いくつもの山肌が削られました。
この場所は「堀切山」の山肌を大胆に削って、平らな土地を新たに確保して、小中一貫校を建設することになりました。
2020年の秋、
新しい土地に新しい校舎が建ち、女川町の小学生と中学生が、新しい校舎で授業を受ける予定です。
2020年は、オリンピックの年です。
子供達にとっても、大人たちにとっても、忘れられない年になる事でしょう。
text:ほんま