こんにちは!女川町観光協会の広報担当です!今回は女川町の見どころを巡る素晴らしい散策ルートをご紹介します。女川町庁舎からスタートし、三十三観音道を歩いて白山神社まで散策します。道中にある三十三観音碑、補舵閣、大展望台、大杉の魅力をお伝えします。
三十三観音道は距離にして約2.4Kmでおよそ90分のコースとなっており、初心者向けのコースとなっておりますが準備はしっかりとおこなってください。特に夏場はヒルの活動も活発になってきます。適切な防護対策を取り、虫避けスプレーなどを使用してください。
女川町庁舎
散策は女川町庁舎からスタートします、青い看板が目印です。以前のブログで女川町庁舎から大展望台までの道順を紹介しておりますので今回は一部割愛してご紹介します。
女川町庁舎から大展望台までの詳しい道のりはこちらからご覧ください。
補舵閣(女川町文化財保存展示施設)
最初に訪れたのは補舵閣です。この場所は、独国和尚の庵寺で、和尚に関わる石碑や品々が安置されていました。東日本大震災で被災し、現在は「女川町文化財保存展示施設」として再建されています。内部には3基の石碑、木額、鰐口が展示され、外側には5基の石碑が並んでいます。
三十三観音碑(女川町指定有形文化財)
補舵閣から白山神社までは三十三観音碑が並ぶ三十三観音道を歩きます。これは女川町出身の独国和尚が文政7年(1824年)に勧請し、多くの人々の寄進によって建立された石碑です。観音像が彫られた石碑が、一番碑から三十二番碑まで山の尾根沿いに並び、三十三番碑は補陀閣の内部に建てられています。歴史を感じながらの散策は、心に響くものがありました。載せている写真は一番碑です。
大展望台
次に訪れたのは大展望台。ここからは女川町の全景を一望でき、その美しい景色に圧倒されました。特に晴れた日には、遠くの山々や海の輝きが見渡せ、まさに絶景です。写真を撮るには絶好のスポットで、しばらく景色を楽しみました。
大杉
次に訪れたのは大杉。大杉は、その壮大さと美しさから、フォトジェニックなスポットとしても人気です。日の光が葉の間から差し込む瞬間を捉えると、まるで絵画のような写真が撮れます。訪れた際には、ぜひカメラを持参して、その美しさを写真に収めてください。
白山神社
最後に辿り着いたのは白山神社。白山神社は、女川町中心部を見下ろす高台に立ち、2017年秋に移転再建された真新しい社殿です。東日本大震災前は旧町役場に近い高台にありましたが、津波で全壊し、現在の場所に移されました。震災後は仮設神社で参拝客を迎え、新社殿の完成まで3度移転しました。
白山神社は、100年以上の歴史を持ち、縁結びや豊漁・豊作の神「菊理媛神(くくりひめのみこと)」を祭神として祀っています。再建費用の調達には、日本財団や地元企業が協力しました。町内の災害危険区域にある事業所でつくる女川産業区は、大津波を想定した訓練で避難先に神社を設定し、高台への避難の重要性を伝えるイベント(津波伝承女川復興男)で、参加者が坂を駆け上がる際のゴール地点にもなったことがあります。
女川町庁舎から白山神社までの散策は、自然の美しさと歴史の深さを同時に楽しめるコースでした。各スポットで感じた感動や発見を、皆さんにもぜひ体験していただきたいです。