こんにちは、今日の女川町は朝から天気も良く過ごしやすい天候です。
昨日も多くのお客様にお越し頂きましたが、今日は特別な日でもあります。
7年前の今日は東日本大震災が起きた日です。
あの日起きた大地震で大津波が発生し、2万人近くの方々が命を失い、
生活の全てを失った日でもあります。
女川町でも町民827名の尊い命が失われました。
今では多くの方々が新たに家を建て直したり、災害公営住宅での
新しい生活を始めていますが、
まだ場所によっては仮設住宅で暮らしている方々もいらっしゃいます。
女川町は見違えるような町に生まれ変わり、
商店街には今日も多くのお客様が町外、県内外から訪れています。
地震が起こった午後2時46分には町にサイレンが鳴り響き、
商店街を訪れていた人たちも、皆さんが立ち止まり黙祷していました。
あの日、多くの人が津波で亡くなり、家も何もかも流されてしまいました。
身内の方を亡くした人たちは悲しみ、途方に暮れ多くの住民が
茫然としていた日々が、今では遠く感じられます。
震災後、女川は独自の計画のもとに着実に復興への道を歩んできました。
まだ工事中の場所、土砂がむき出しの山が多く見受けられますが
来年度には計画通りに、ほぼ完成するといわれています。
街にも多くの人が訪れており、以前と形は変わりましたが、
賑わいが戻りつつあるように感じます。
週末には、「 シーパルピア商店街 」、「 ハマテラス 」に多くのお客様がお越しになり
新鮮な魚介類、美味しい海鮮料理を楽しんでいらっしゃいます。
今日も店頭で干していた干物を格安で販売していたり、
それらを、その場で炭火で焼いて食べたり出来るとのことで、
レジにはお行列が出来ていました。
干物は試食も配られていました。
何気ない生活の日々が、大地震と大津波で一瞬にして奪われてしまいましたが
力強く立ち上がり、以前の生活を取り戻そうと、たくましく前に進んでいます。
東日本大震災が起きてからも、多くの災害が日本各地に起きています。
皆さんも、災害は起きた地域の方々だけの問題ではなく、
いつか必ず、「 自分達の住んでいる地域にも起こるかもしれない 」と
心に刻んでいてください。同じような、悲しみや苦しみが二度と起きないように。
今回の震災で失われた多くの命に報いる為にも、日頃の備えや心がけを
もう一度確認する日、それが、『 3.11 』という日です。
text:遠藤 達彦